オートコールシステムの費用は?おすすめ8選で徹底比較

アウトバウンド業務の効率化や顧客への一斉連絡など、多くの場面で活躍する「オートコールシステム」の導入をご検討中ではありませんか?オートコールシステムの導入を検討する際に最も気になるのが、「費用」だと思います。
この記事では、オートコールシステムの費用相場を導入形態別に詳しく解説します。さらに、おすすめのオートコールシステム8選をそれぞれの特徴や料金とともに紹介し、費用対効果の高いシステムの選び方を徹底ガイドしていきます。
自社の課題や規模に最適なオートコールシステムを見つけ、業務効率化とコスト削減を実現させましょう。
オートコールシステムとは?
オートコールシステムとは、あらかじめ作成したリストに基づき、コンピューターが自動で電話を発信するシステムのことです。従来のようにオペレーターが1件ずつ手動でダイヤルする必要がなく、膨大な数の架電を効率的に行えるため、多くの企業で導入が進んでいます。
特に、アウトバウンド業務(テレアポ、市場調査、督促など)や、顧客へのリマインド、緊急連絡といったインバウンドに関連する業務まで、幅広いシーンで活用されています。

オートコールの仕組み
オートコールの基本的な仕組みは非常にシンプルです。
- 発信リストの準備:電話をかけたい相手のリスト(電話番号、氏名など)をシステムに登録します。
- 音声・シナリオ設定:発信する内容(録音音声やテキスト読み上げ)や、IVR(自動音声応答)のシナリオを設定します。
- 自動発信:設定したスケジュールに基づき、システムがリストの電話番号へ一斉に、または順番に自動で発信します。
- 結果の分岐:相手が電話に出ると、設定に応じて録音音声を再生したり、オペレーターに接続したりします。不在や話し中の場合は、自動で次の番号へ発信します。
- データ集計:発信結果(応答、不在、通話時間など)は自動で記録・集計され、分析や次のアクションに活用できます。
このように、架電業務の多くをオートコールによって自動化することで、オペレーターは「見込みのある顧客との対話」に集中でき、生産性の向上に大きく貢献します。
なお、オートコールについてさらに詳しくは、以下の記事をご覧ください。
オートコールシステムの費用相場
オートコールシステムの費用は、主に「クラウド型」「オンプレミス型」「委託型」の3つの提供形態によって大きく異なります。それぞれの特徴と費用相場を理解し、自社に合った形態を選びましょう。
クラウド型オートコールの費用相場
インターネット経由でサービスを利用する形態です。自社でサーバーを構築する必要がなく、導入が手軽なため、現在の主流となっています。
- 初期費用:無料〜20万円程度
- 月額料金:1ライセンス(1席)あたり5,000円〜15,000円程度
- 通話料:別途発生(かけ放題プランがあるサービスも)
低コストかつ短期間で導入でき、席数の増減にも柔軟に対応できるため、スモールスタートしたい企業や、事業規模の変動が予想される企業におすすめです。
オンプレミス型オートコールの費用相場
自社内にサーバーやシステムを構築する形態です。セキュリティ要件が厳しい場合や、既存システムとの連携など、高度なカスタマイズを求める企業に適しています。
- 初期費用:200万円〜1,000万円以上
- 月額料金(保守費用):数万円~
- 通話料:別途発生
初期費用は高額になりますが、月々のライセンス費用は発生せず、長期的に見るとコストを抑えられる可能性があります。また、自社ネットワーク内で完結するため、高いセキュリティを確保できる点が大きなメリットです。
委託型オートコールの費用相場
オートコール業務そのものを外部の専門業者に委託する形態です。システム導入や運用の手間が一切かからないのが特徴です。
- 初期費用:無料の場合が多い
- 月額料金:無料(従量課金制が一般的)
- 従量課金:1コールあたり20円〜30円程度
発信件数が少ない場合や、単発のキャンペーンなどで利用したい場合に適しています。ただし、コール数が多くなると、結果的にコストが割高になる可能性があるため注意が必要です。
おすすめオートコールシステム8選

ここからは、数あるオートコールシステムの中から、特におすすめの8サービスを厳選してご紹介します。
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
---|---|---|---|
Voiper Dial | 10,000円(税別)/ブース | 10,000円(税別)/ブース ※最低5ブース~ |
・低コストで豊富な機能 ・プレディクティブ発信など本格機能 ・インバウンド/アウトバウンド両対応 |
Comdesk | 要問い合わせ | 6,000円〜/ID | ・携帯回線(090/080番号)で発信可能 ・スマホアプリで場所を問わず利用できる |
リスナビ | 要問い合わせ | 5,000円〜/ブース | ・アウトバウンド業務に特化 ・リアルタイム分析で状況を可視化 |
BIZTEL | 50,000円〜 | 15,000円〜/席 | ・国内導入実績No.1の高い信頼性 ・金融機関も採用する高セキュリティ |
MEGA-CALL | 50,000円〜 | 50,000円〜 | ・1時間5,000件以上の大量発信に特化 ・音声認識を利用した対話型IVR |
ソクコム | 要問い合わせ | 1,480円〜/ユーザー | ・必要な機能だけ選べるカスタマイズ性 ・業界最安クラスの低価格 |
MediaVoice | 120,000円 ※オートコールプラン |
80,000円~ ※オートコールプラン |
・クラウドIVR(音声自動応答)サービス ・直感的な操作でシナリオ設定が可能 |
InfiniTalk | 無料 | 10,000円〜 ※クラウドスタートプラン |
・クラウドとオンプレミスから選択可能 ・豊富な導入実績 |
おすすめオートコール①Voiper Dial
「Voiper Dial」は、株式会社アライブネットが提供するクラウド型CTIシステムです。低価格ながら多彩な機能を備え、インバウンド・アウトバウンド双方の業務に対応できる高い柔軟性が魅力です。
Voiper Dialの特徴
- 低コスト:1ブース月額10,000円というシンプルな料金体系で導入しやすいです。
- 豊富な機能:プレディクティブ発信や全通話録音、CRM連携、レポート機能など、本格的なコールセンターに必要な機能を標準搭載しています。
- 高い柔軟性:インターネット環境さえあればどこでも利用でき、在宅コールセンターの構築も可能です。
- AI連携:リアルタイム翻訳や自動議事録作成など、AIを活用した最新機能も利用できます。
Voiper Dialの費用
- 初期費用:10,000円(税別)/ブース
- 月額費用:10,000円(税別)/ブース (最低5ブースから)※最低5ブースからの契約となります。
Voiper Dialはこんな企業におすすめ
- コストを抑えて高機能なコールセンターを構築したい企業
初期費用・月額費用ともにリーズナブルでありながら、機能が充実しているため、費用対効果を重視する企業に最適です。 - データに基づいた戦略的な電話業務を行いたい企業
詳細なレポート機能やCRM連携により、顧客データや活動履歴を分析し、営業戦略やオペレーター教育に活かしたい企業におすすめです。 - 事業の拡大や変化に柔軟に対応したい企業
クラウド型でブース数の増減が容易なため、事業フェーズに合わせて柔軟に運用体制を変更したいスタートアップや成長企業にも適しています。 - インバウンドとアウトバウンドの両方の業務がある企業
1つのシステムで両方の業務に対応できるため、複数のシステムを導入する必要がなく、管理コストを削減できます。
「Voiper Dial」について詳しくは、以下のサービスページをご覧ください。
おすすめオートコール②Comdesk
株式会社Widsleyが提供する「Comdesk」は、IP回線と携帯回線を併用できるハイブリッドなCTIツールです。特に、携帯回線を利用することで、固定電話よりも繋がりやすいとされる090/080番号での発信が可能な点が大きな特徴です。
Comdeskの特徴
- 携帯回線が利用可能:高い接続率と通話品質を実現します。
- スマホアプリ対応:社用のスマートフォンを内線化し、外出先からでも会社の番号で発着信が可能です。
- 充実した管理機能:活動履歴の自動生成、モニタリング、自動文字起こしなど、営業組織の管理・教育に役立つ機能が豊富です。
Comdeskの費用
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:6,000円〜/ID
※かけ放題プランも用意されています。詳細はお問い合わせください。
おすすめオートコール③リスナビ(lisnavi)
株式会社Scene Liveが提供する「リスナビ(lisnavi)」は、アウトバウンド業務に特化したコールセンターシステムです。オートコール機能による業務効率化と、直感的に操作できるダッシュボードによる詳細な分析が可能です。
リスナビ(lisnavi)の特徴
- 発信効率の最大化:オートコール機能により、オペレーターは顧客との対話に集中でき、架電数が平均2倍に向上した実績があります。
- リアルタイム分析:発信状況やオペレーターの稼働状況をリアルタイムで可視化し、迅速な改善活動に繋げられます。
- 柔軟な連携性:外部のCRMやSFAツールとシームレスに連携でき、既存の運用フローを崩さずに導入可能です。
リスナビ(lisnavi)の費用
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:5,000円〜/ブース
※同時稼働人数分の課金方式で、無駄なコストを抑えられます。
おすすめオートコール④BIZTEL
株式会社リンクが提供する「BIZTEL」は、15年以上の実績を誇る国内導入実績No.1のクラウド型コールセンターシステムです。高い安定性とセキュリティ、豊富な機能で、あらゆる規模のコールセンターに対応します。
BIZTELの特徴
- 高い信頼性:システム稼働率99.99%以上を保証しており、安定した運用が可能です。
- 万全のセキュリティ:金融機関も採用するFISC安全対策基準に準拠したセキュリティプランを提供しています。
- 簡単な設定変更:ブラウザの管理画面から、IVRのフローや着信のルールなどをいつでも自由に変更できます。
BIZTELの費用
- 初期費用:50,000円〜
- 月額費用:15,000円〜/席
※詳細な料金プランは要件に応じて見積もりが必要です。
おすすめオートコール⑤MEGA-CALL
株式会社アセンドが提供する「MEGA-CALL」は、大量発信に特化したオートコールサービスです。短時間で何万件ものリストに一斉架電できるパワフルさが特徴です。
MEGA-CALLの特徴
- 圧倒的な発信能力:1時間あたり最大30万コールが可能で、大規模なアンケート調査や緊急連絡に適しています。
- 対話型IVR:プッシュ操作だけでなく、音声認識を利用した対話形式のIVRも構築できます。
- 柔軟なカスタマイズ:要望に応じた柔軟なカスタマイズが可能で、独自の業務フローにも対応します。
MEGA-CALLの費用
- 初期費用:50,000円〜
- 月額費用:50,000円〜
※月額費用に月間1,000件までの応答が含まれます。超過分は従量課金となります。
おすすめオートコール⑥ソクコム
Foonz株式会社が提供する「ソクコム」は、「誰でも使える」をコンセプトにしたクラウドPBXサービスです。オートコール機能など、必要な機能だけを選んでカスタマイズできる手軽さと、わかりやすいインターフェースが特徴です。
ソクコムの特徴
- カスタマイズ性の高さ:PBX、オートコール、SMS送信、IVRなど、豊富な機能から必要なものだけを組み合わせて利用できます。
- 導入の手軽さ:インターネット環境があれば工事不要で、最短3営業日で利用を開始できます。
- 低価格な料金設定:1ユーザー月額1,480円からと、非常にリーズナブルに利用できます。
ソクコムの費用
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:1,480円〜/ユーザー
※オートコール機能を利用する場合は、別途オプション費用がかかります。
おすすめオートコール⑦MediaVoice
メディアリンク株式会社が提供する「MediaVoice」は、ASP型のクラウドIVR(音声自動応答)サービスです。あふれ呼対策やコールバック予約、CSアンケートなど、様々な電話業務の自動化を実現します。
MediaVoiceの特徴
- 業界最安クラス:低価格で高機能なIVRを導入できます。
- 安定した稼働実績:月間600万コール以上の処理実績があり、大規模な利用でも安定して稼働します。
- 直感的な操作性:専門知識がなくても、Webの管理画面から直感的にIVRのシナリオ設定や変更が可能です。
MediaVoiceの費用
- 初期費用:120,000円
- 月額費用:80,000円~
※「オートコールプラン」の場合の費用
おすすめオートコール⑧InfiniTalk
ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社が提供する「InfiniTalk」は、あらゆるビジネスの音声コミュニケーションを支えるプラットフォームです。クラウドとオンプレミスの両方を提供しており、企業のニーズに合わせた最適な環境を構築できます。
InfiniTalkの特徴
- 提供形態の選択肢:クラウド型とオンプレミス型の両方に対応しており、セキュリティやカスタマイズの要件に応じて選択できます。
- 豊富な導入実績:コールセンターからオフィスの内線化まで、多岐にわたる業種・規模の企業で導入されています。
- リモートワーク対応:インターネット環境さえあれば、自宅や外出先からでも会社の番号で発着信が可能です。
InfiniTalkの費用
- 初期費用:無料(クラウドPBXをご利用の場合)
- 月額費用:10,000円〜
※クラウドスタートプランの場合
オートコールでアウトバウンド業務を効率化!
オートコールシステムは、これまで人手に頼っていた架電業務を自動化し、生産性を飛躍的に向上させる強力なツールです。オペレーターの負担を軽減し、より付加価値の高い業務へリソースを集中させることができます。
今回ご紹介したように、システムには様々な種類があり、費用も機能も多種多様です。自社の事業規模、目的、予算などを明確にし、最適なシステムを選ぶことが成功の鍵となります。
オートコールシステムなら「Voiper Dial」
ここまで様々なオートコールシステムをご紹介してきましたが、「コストを抑えつつ、本格的な機能を使いたい」「アウトバウンドだけでなく、インバウンド業務も効率化したい」といった多くの企業のニーズに高いレベルで応えられるのが、株式会社アライブネットが提供する「Voiper Dial」です。
1ブース月額10,000円からという導入しやすい価格設定でありながら、発信効率を最大化するプレディクティブ発信や全通話録音、CRM連携、詳細なレポート機能といった、高度なコールセンターシステムに求められる機能が標準で搭載されています。
またクラウド型のため、事業の拡大・縮小に合わせて柔軟に席数を増減でき、在宅コールセンターの構築も簡単に行えます。これからオートコールシステムの導入を始める企業様から、既存システムの乗り換えを検討している企業様まで、幅広いフェーズで費用対効果の高さを実感できるでしょう。
「Voiper Dial」について詳しくは、以下のサービスページをご覧ください。
>>クラウド型コールセンター システム・CTI システム「Voiper Dial」|株式会社アライブネット
また、オートコールシステムの導入に関するお悩みや、「Voiper Dial」に関するご質問などございましたら、アライブネットまでお気軽にお問い合わせください。