PCからSMS送信で業務効率化!メリットや選び方を解説【法人向け】

顧客とのやり取りを効率化したいと考える担当者にとって、PCからSMSを送信できる仕組みは有効な解決策になります。
ただし、普段はスマートフォンから送信している場合、PCでの具体的な操作方法や導入による効果を把握できていないケースも少なくありません。
本記事では、法人向けにPCからSMSを送る方法を解説し、業務改善につながるメリットや実際の活用事例までを紹介します。
PCからのSMS送信が注目される理由

多くの企業が顧客との連絡手段として、PCからのSMS送信を導入し始めています。その背景には、スマートフォンによる手動送信では処理に限界があること、PCを活用することで作業効率を高められること、さらにSMS自体が持つ高い効果が挙げられます。
以下では、それぞれの理由について順に解説します。
理由①スマートフォンからの手動送信では限界がある
ビジネスでSMSを利用する場面では、「予約のリマインド」や「キャンペーンの告知」など、同一の内容を複数の顧客に送るケースが大半です。
しかし、スマートフォンで1件ずつ手作業で送信すると、宛先確認やメッセージのコピー作業に時間がかかり、さらに誤送信などのヒューマンエラーも発生しやすくなります。加えて、従業員が個人のスマートフォンを使う場合は、管理が複雑化し、情報漏洩などセキュリティ上の問題につながる可能性があります。
理由②PCならではの利便性
PCからSMSを送信できる法人向けサービスを利用すれば、スマートフォンでの非効率な作業を大幅に改善できます。例えば、宛先リストをCSVファイルでまとめてアップロードすれば、数百件から数千件の顧客に一斉送信が可能です。
さらに、「来週の月曜日の午前10時に送る」といった予約機能を使えば、タイミングを自由に調整できます。送信履歴も管理画面で一元的に確認できるため、誰が・いつ・どの顧客に送ったのかを把握しやすく、対応状況の確認や効果測定もスムーズに進められます。
SMSの一斉送信については、以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
PCからSMSを送信する2つの方法
PCからSMSを送信する方法は、大きく分けて2つ存在します。それぞれの特徴を理解し、目的に合った方法を選びましょう。
方法①スマートフォンとPCを連携させる
1つ目の方法は、個人のスマートフォンとPCを連携させるやり方です。
iPhoneの場合、Macに標準搭載されている「メッセージ」アプリを使えば、iPhoneで受信したSMSをMacで確認でき、Macから直接送信することも可能です。
Androidの場合も、Googleが提供する「Androidメッセージ」を利用すれば、Webブラウザを介してPCと連携できます。
ただし、これらの方法は少人数とのやり取りには便利でも、一斉送信や管理機能がないため、法人でのビジネス利用には不向きです。
方法②SMS送信サービスを利用する
ビジネスで、PCからSMSを送信する際は、法人向けの「SMS送信サービス」を利用するのが一般的です。
このサービスでは、Webブラウザ上の管理画面から多数の宛先へ一斉送信できます。さらに、APIを利用して自社のCRM(顧客管理システム)と連携させれば、条件に応じてSMSを自動送信することも可能です。
ただし、広告や宣伝を目的にSMSを配信する場合は、「特定電子メール法」を守らなければなりません。事前に受信者の同意(オプトイン)を得ることが義務付けられているため、注意しましょう。
【出典】
e-gov法令検索「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」
PCからSMSを送信する6つのメリット

法人向けSMS送信サービスを導入することで、企業は主に以下の6つのメリットがあります。
メリット①携帯電話番号が分かれば送信できる
SMSは、相手の携帯電話番号さえわかればメッセージを送信できます。
メールアドレスのように頻繁に変更される可能性が低く、複数持たれることも少ないため、より確実な連絡先として活用できます。特に、会員登録でメールアドレスを取得していないサービスや、電話連絡が中心のビジネスでは、SMSが有効な手段となります。
メリット②高い開封率で確実に届けられる
前述のとおり、SMSは到達率・開封率がきわめて高い媒体です。到達率は99%、開封率は90%以上とされており、NTTコムオンラインの調査でも、20代以上の男女1,080名のうち約93%がSMSの内容を確認していると回答しています。
【出典】
NTTコム オンライン「【2022年度版】SMSの開封率とSMSが便利だと感じた使い方とは」
また、メールのように迷惑メールフィルタでブロックされるリスクが少なく、受信トレイに確実に届きます。重要なお知らせなど、顧客に必ず確認してほしい情報を送る際に、SMSほど信頼性の高い手段はありません。
メリット③電話やDMより低コスト
SMS送信サービスの料金は、1通あたり数円から十数円程度が一般的です。
電話でオペレーターが口頭で伝える場合の人件費や、ハガキ・封書を用いたDMの郵送費や印刷費と比べると、コストを大幅に抑えられます。例えば、1,000人の顧客にリマインドを行う場合、電話やDMでは数万円以上かかるケースもありますが、SMSなら1通10円としても1万円で実施できます。
メリット④一斉送信できる
法人向けSMS送信サービスを利用すれば、何千件、何万件もの宛先に一度のPC操作でメッセージを送信できます。新商品の案内やセール情報、システムメンテナンスの通知など、多数の顧客に同じ内容を届けたい場面で役立ちます。
また、手作業による誤送信を防ぎ、連絡にかかる時間を大幅に短縮できる点も大きな利点です。
メリット⑤予約リマインドや督促業務を自動化できる
SMS送信サービスは、予約配信機能を使うことで業務を自動化できます。例えば、飲食店・美容院・クリニックなどで、予約前日にリマインドSMSを自動送信すれば、うっかり忘れによる無断キャンセルを減らせます。
さらに、家賃やサービス利用料の支払い期日前に自動でSMSを送る仕組みを導入すれば、督促業務を効率化でき、未払いの発生も抑えられます。
メリット⑥API連携で顧客満足度を向上
多くのSMS送信サービスはAPIを提供しており、自社の既存システムと連携できます。
顧客管理システム(CRM)や販売管理システムと組み合わせれば、顧客の行動やステータスの変化に応じて、個別に最適化されたSMSを自動で送信できます。例えば、ECサイトで商品を発送した際に、追跡番号を記載したSMSを自動送信するといった活用も可能です。
CS(顧客満足度)向上については、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてお読みください。
SMS送信サービスの活用例
PCからのSMS送信は、さまざまな業界やシーンで活用され、成果を上げています。ここでは、リマインドや督促以外の活用例を紹介します。
活用例①二段階認証
Webサービスやアプリのログイン、金融機関での取引など、セキュリティを高める二段階認証にはSMSが広く利用されています。IDとパスワードに加えて、利用者の携帯電話番号にワンタイムパスワード(認証コード)を送信し、その入力を求めることで、第三者による不正アクセスを防げます。
活用例②マーケティング
小売店やECサイト、飲食店などでは、新商品やセール、限定クーポンなどの販促情報を顧客に一斉配信する手段としてSMSが活用されています。
メールマガジンより開封率が高いため、多くの顧客に確実に情報を届けられ、来店やサイト訪問の促進につながります。さらに、顧客の属性や購買履歴に合わせて内容を最適化すれば、反応率の向上も期待できます。
SMS送信サービスを選ぶポイント
自社に最適なSMS送信サービスを選ぶためには、いくつかの比較ポイントがあります。以下で、失敗しない選び方を解説します。
ポイント①接続方式
SMSの到達率に大きく関わるのが、携帯キャリアとの接続方式です。なかでも最も信頼性が高いのは「国内キャリア直収接続」と呼ばれる方式で、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルと直接契約し、SMSを配信します。
海外の不安定な回線を経由する仕組みと比べると、メッセージがブロックされるリスクが低く、高い到達率を維持できます。
ポイント②費用
SMS送信サービスの料金体系は、「初期費用」「月額料金」「1通あたりの送信単価」で構成されます。
初期費用や月額料金が無料のものもあれば、固定費が発生するものもあります。送信単価は、月間の送信通数に応じて変動する従量課金制が一般的です。
そのため、自社で想定される送信件数を算出し、複数のサービスで料金シミュレーションを行ったうえで、総コストを比較することが大切です。
ポイント③機能
PCからのSMS送信サービスごとに機能は異なるため、自社の目的に必要な機能が揃っているかを確認することが大切です。
例えば、CSVによる一斉送信やAPI連携、長文SMSへの対応、送信元番号の指定、受信機能による双方向のやり取りなどが挙げられます。さらに、管理画面が直感的で使いやすいかどうかも運用では重要なポイントとなります。
無料トライアルを利用できる場合は、積極的に試して操作性を確かめると安心です。
ポイント④サポート体制
SMSは顧客の電話番号といった個人情報を扱うため、強固なセキュリティ対策を備えたサービスを選ぶことが不可欠です。通信の暗号化、IPアドレスによるアクセス制限、二要素認証などの機能があるかを確認しましょう。
さらに、導入時や運用中に不明点やトラブルが生じた場合に、迅速に対応してくれるサポート体制も欠かせません。電話やメールで問い合わせできる窓口があり、対応時間が自社の業務時間に合っているかを事前に確認しておくと安心です。
PCでのSMS送信はアライブネットにお任せください

数あるSMS送信サービスの中でも、アライブネットが提供する「Voiper SMS」は、コストと品質、機能性のバランスに優れたサービスです。
Voiper SMSの強みは、業界最安水準の料金体系です。基本料金は以下のとおりです。
種類 | 料金 |
---|---|
電話番号/コード | 9円〜/1通 |
英数字 | 10円〜/1通 |
もちろん、価格だけでなく品質にも妥協はありません。高い到達率を誇る「国内キャリア直収接続」を採用しているため、顧客への大切なメッセージを確実に届けます。
短縮URLや送信状態の確認、テンプレートなどビジネスに必要な機能も標準搭載しており、シンプルで使いやすい管理画面のため、誰でも簡単に操作できます。
これからPCを使ったSMS送信を始めたいとお考えの企業担当者様は、ぜひ一度アライブネットの「Voiper SMS」をご検討ください。
まとめ
今回の記事では、法人向けにPCからSMSを送信する方法やメリット、活用事例、サービスの選び方までを解説しました。
PCからSMSを送信すれば、企業は顧客とのコミュニケーションを大幅に効率化するだけでなく、コスト削減と顧客満足度の向上を両立できます。
法人向けSMS送信サービスを選ぶ際は、以下の4つのポイントを総合的に比較しましょう。
- 到達率と信頼性(国内キャリア直収接続か)
- 費用(初期・月額・送信単価)
- 機能(一斉送信、API連携など)
- セキュリティとサポート体制
アライブネットの「Voiper SMS」は、これらの条件を高水準で満たし、お客様のビジネスを力強くサポートします。
PCからのSMS送信による業務改革に、ぜひ「Voiper SMS」をご活用ください。