店舗の電話をスマホで受発信!固定番号のまま柔軟に対応する方法
飲食店・美容室・小売店などの小規模店舗の運営では、人手不足や働き方の多様化を背景に、店舗の固定電話をスマートフォンで受け取れるようにしたいというニーズが高まっています。来店対応や接客の合間でも、外出先からでも、店舗にかかってきた電話に柔軟に対応できる仕組みを整えれば、機会損失の防止と顧客満足度の向上を同時に実現できます。
この記事では、店舗運営者の方に向けて、店舗の電話をスマホで受発信したいニーズが増えている背景や、現在主流となっている4つの方法、それぞれのメリット・注意点を整理して解説していきます。
店舗の電話をスマホで使いたいニーズが増えている背景
まずは、なぜ「店舗の電話をスマホで対応したい」というニーズが高まっているのか、その背景を3つの観点から整理していきます。
①人手不足で店内に電話番が常駐できない
飲食業・小売業を中心とした店舗運営の現場では、慢性的な人手不足によって店内に電話対応専任のスタッフを配置することが難しくなっている現状があります。
ピークタイムには接客や調理にスタッフ全員が忙殺され、固定電話の呼び出し音に応対できずに着信を逃してしまう、というケースは多くの店舗で日常的に発生しているのです。
②店舗外(仕入れ・配達・接客中)でも電話を取りたい
店長や経営者が日中、仕入れ・配達・他店舗への巡回などで店舗を離れている時間帯にも、予約や問い合わせの電話に対応できる体制を整えたいというニーズが高まっています。
外出中の電話対応ができれば、当日予約の取り逃しや、緊急の問い合わせへの対応遅れを防げます。接客中であっても、複数スタッフのスマホで同時に着信を受けられる仕組みがあれば、機会損失をさらに減らせます。
③固定電話の基本料金や工事費を削減したい
店舗運営の固定費の中でも、固定電話の月額基本料金や、新規開店時の回線工事費を少しでも削減したいという声は年々強くなっています。
クラウド型電話サービスやスマホアプリでの代替が可能であれば、従来型の固定電話に支払っているコストを大幅に圧縮できる可能性があります。多店舗展開している事業者様であれば、1店舗あたりの削減額がそのまま店舗数に比例して効いてくるため、年間で数十万円規模の通信費削減につながるケースも存在します。
店舗の電話をスマホで対応する4つの方法

ここでは、店舗にかかってくる電話をスマートフォンで受発信するために現在採用されている、代表的な4つの方法をそれぞれの特徴とともに整理していきます。
①転送電話サービスでスマホへ着信を転送する(着信のみ)
もっとも導入しやすい方法は、NTTのボイスワープなどの転送電話サービスを活用し、固定電話への着信をスタッフのスマホへ自動転送する方法です。
既存の固定電話契約にオプションを追加するだけで導入できる手軽さがある一方、転送通話料が発生する点や、スマホからの発信は個人番号になってしまう点に注意が必要です。また、転送先のスマホで応答できなかった場合の対応(留守電・別のスタッフへの再転送など)も別途設計する必要があります。
②固定電話を解約してスマホ番号(携帯番号)に切り替える
固定電話そのものを解約して、店舗の連絡先をスタッフのスマホ番号に統一する方法もあります。月額基本料金の負担はゼロになりますが、市外局番から始まる店舗番号がなくなるため、店舗としての信頼性・営業上のブランド価値が下がるデメリットが懸念されます。
また、グルメサイトやポータルサイトに登録している既存の電話番号変更の手続きや、お客様への周知作業も発生します。
③クラウドPBXで店舗番号をそのままスマホで内線化する
続けてご紹介するのは、クラウドPBXを導入し、店舗の固定電話番号を維持したままスタッフのスマホを内線端末として登録する方法です。
クラウドPBXはスマホアプリを介してPBXに接続するため、店舗番号での発着信が可能となるうえ、スタッフ同士の連絡も内線通話扱いで無料になります。複数店舗を運営している事業者様であれば、本部・各店舗・スタッフ間の連絡を一本化できる点もメリットです。
なお、クラウドPBXについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。。
④IP電話(Alive Line ⁺Plus)で店舗番号をスマホで発着信する

最後にご紹介するのは、IP電話サービスを使って店舗の市外局番付き番号(0AB-J番号)をクラウド上で運用し、スマホアプリから発着信できる仕組みを整える方法です。
たとえばアライブネットが提供するAlive Line ⁺Plusのように、全国の市外局番に対応した0AB-J番号のIP電話サービスを利用すれば、現在の店舗番号をそのまま継続利用しつつ、スタッフのスマホで電話対応できるようになります。
また、複数スタッフでの同時着信や柔軟な呼制御を求める場合は、クラウドPBXとの組み合わせも視野に入れて選定するとよいでしょう。
Alive Line ⁺Plusについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。。
店舗の電話をスマホで使う際の注意点
一方で、店舗の電話をスマホで運用する際には事前に押さえておきたい注意点もあります。ここでは、店舗の電話をスマホで使う際の運用設計時に確認しておくべき3つのポイントをご紹介していきます。
注意点①転送サービスは2区間分の通話料が発生する
NTTのボイスワープなどの転送電話サービスを利用してスマホで着信を受ける方法は手軽な反面、発信者→固定電話/固定電話→スマホの2区間分の通話料が発生し、店舗側で転送通話料を負担する仕組みである点に注意が必要です。
特に転送先がスタッフの携帯電話の場合、固定電話→携帯電話の通話単価が適用されるため、転送件数が多い店舗ではコストが膨らみやすくなります。
注意点②スマホ番号での発信は店舗の信頼性が下がる
固定電話を解約してスマホ番号に統一する場合、市外局番からの発信ができなくなることで店舗としての信頼性が低下するリスクがあります。
特に、初めて来店を検討するお客様にとって、店舗番号がスマホ番号であるかどうかは、安心感の判断材料になり得る要素です。
注意点③通話品質と緊急通報の可否を必ず確認する
クラウド型のIP電話サービスを導入する際には、通話品質の安定性と110番・119番・118番などの緊急通報の発信可否を必ず確認することが重要です。
市外局番から始まる0AB-J番号でサービスを提供している事業者であれば、緊急通報にも対応していることが多く、通話品質も電気通信事業法の品質基準を満たしているため安心して導入できます。
店舗の電話×スマホ運用に関するよくある質問

ここでは、店舗の電話をスマホで運用することについて、店舗運営者様からよくいただくご質問への回答をまとめました。
Q1.今の店舗の電話番号を変えずにスマホで使える?
切り替え先のクラウド型電話サービスが「0AB-J番号」に対応しているかどうかで、答えが変わります。
「0AB-J番号」とは、03・06・052など市外局番から始まる固定電話番号のことで、総務省が定める通話品質基準を満たすことが取り扱いの前提となっている番号体系です。Alive Line ⁺Plusのような0AB-J番号に対応したクラウド型電話サービスを選択すれば、番号ポータビリティ(LNP)の手続きにより、現在お使いの店舗番号をそのまま継続利用しながらスマホで発着信できる運用に切り替えることができます。
一方、050から始まるIP電話番号(050番号)のみを取り扱うサービスへ乗り換えた場合は、現在の店舗番号は維持できず、新たに050番号が付与される形になるため注意が必要です。事業者選定時には「現在の市外局番に対応した0AB-J番号のサービスかどうか」を必ず事前確認することが重要となります。
Q2.スタッフの私物スマホでもAlive Line ⁺Plusを導入できる?
Alive Line ⁺Plusは、スタッフの私物スマートフォンへの専用アプリインストールでも導入できます。アプリ経由の通話のみがサービス対象となり、私用通話とは完全に分離されるため、BYOD運用でもプライバシー面の懸念なくご利用可能です。
Q3.Alive Line ⁺Plusの導入までにどれくらいの期間がかかる?
現在の電話番号を継続利用する場合は、番号ポータビリティの手続きに数週間程度かかる場合があります。新規の番号で導入する場合は、最短数営業日で開通可能です。
具体的なスケジュールは、現在ご利用中の回線種別によって異なりますので、お気軽にアライブネットまでお問い合わせください。
店舗の電話をスマホで運用するならAlive Line ⁺Plus

店舗の電話運用に求められる要件は、固定番号での発着信・複数スタッフでの同時受電・低コスト・最低限の工事といった具合に、近年ますます複雑化しています。これらをすべて満たすには、従来型の固定電話やボイスワープなどの転送オプションだけでは対応が難しく、クラウド回線サービス(IP電話)への切り替えが現実的な選択肢となります。
ここでは、店舗運営者様に特におすすめしたい、株式会社アライブネットが提供する法人向けクラウド回線サービスAlive Line ⁺Plusの主なメリットと料金体系をご紹介します。
Alive Line ⁺Plusのメリット
Alive Line ⁺Plusを店舗で導入する主なメリットを、4つの観点から順にご紹介していきます。
現在の店舗番号(市外局番)をそのままスマホで発着信
現在ご利用中の市外局番から始まる店舗番号を変更することなく、専用アプリ経由でスマートフォンから発着信できます。グルメサイト・ポータルサイト・チラシ・看板などに掲載している店舗番号を変更する必要がなく、お客様への周知作業も発生しません。
複数スタッフのスマホで同時に着信を受けられる運用も可能
クラウドPBXと組み合わせることで、店舗番号への着信を複数スタッフのスマートフォンで同時に鳴らす設定にすることが可能です。「先に手の空いたスタッフが応答する」運用にすることで、ピークタイムの電話取りこぼしを抑えられます。
高価なPBXや配線工事が不要で初期費用を抑えられる
クラウド型のサービスのため、店舗内に物理的なPBX機器を設置したり、配線工事を行ったりする必要がありません。スマホアプリのインストールと初期設定だけで利用を開始できるため、新規出店時のスピーディな導入や、移転先での即日運用開始にも対応できます。
通話録音やIVR(自動音声応答)も追加可能
オプションとして、通話録音機能やIVR(自動音声応答)機能を追加することも可能です。営業時間外の自動アナウンスや、用件別の振り分け案内など、店舗の電話対応品質を底上げする機能を必要に応じて拡張できます。クレーム対応の証跡確保や、スタッフ教育のための録音活用といった用途にも活用できます。
IVRについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。。
Alive Line ⁺Plusの料金
Alive Line ⁺Plusは、コストを抑えやすい料金設定で、小規模店舗から多店舗展開まで導入しやすい価格体系となっています。主な料金は以下の通りです。
初期費用
- 基本工事費: 5,500円(税込)
- 番号ポータビリティ費用: 3,300円(税込)
- 付加工事費用(1作業): 2,200円(税込)
月額費用
- 基本料金(1チャネル): 1,320円(税込)
- 追加番号: 220円(税込)
- 追加チャネル: 1,320円(税込)
通話料金
- 固定電話宛: 8.8円(税込) / 3分
- 携帯電話宛: 13.2円(税込) / 1分
※別途、特定番号通知や一括転送機能などのオプションもご用意しています。詳細はアライブネットまでお気軽にお問い合わせください。
店舗の電話をスマートフォンで柔軟に運用したい店舗様、固定電話のコスト見直しを進めたい事業者様は、ぜひAlive Line ⁺Plusの導入をご検討ください。Alive Line ⁺Plusについて詳しくは、アライブネットまでお気軽にお問い合わせください。



