営業電話のアポ取りのコツとは?成功率を高める準備と切り返し術
営業のアポ取り電話のコツがつかめず、受付で断られたり、担当者につながってもすぐに電話を切られたりして精神的に疲弊していませんか。
断られることが前提の業務とはいえ、成果が出なければモチベーションを維持するのは困難です。しかし、アポイント率が上がらない原因の多くは、個人の能力不足ではなく「正しい準備」や「営業電話のコツ」を知らない点にあります。
本記事では、基本となる心構えから成功率を高める7つのポイント、さらに実践的な電話営業のトークスクリプトまで網羅的に解説します。
記事を読めば、明日からの架電業務に対する自信がつき、効率的な顧客獲得が可能になるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
営業電話(テレアポ)の目的と基本的な流れ

営業電話(テレアポ)において成果を出すためには、まず「何のために電話をするのか」という目的を明確にし、基本的な流れを理解する必要があります。
がむしゃらに電話をかけるだけでは、相手に迷惑がられて終わってしまう可能性が高いです。ここでは、営業電話のコツとなるゴール設定と、アポイント獲得までのステップについて解説します。
営業電話のゴールは「アポ獲得」であり「売り込み」ではない
営業電話において最も陥りやすい失敗は、電話口で商品を「売り込もう」としてしまうことです。
電話を受けた相手は仕事中であり、突然かかってきた電話に対して警戒心を抱いています。そのような状況で長々と商品説明をされても、「売りつけられる」と感じて拒否反応を示すのは当然でしょう。
本来の目的は、商品を買ってもらうことではなく、「商談の機会(アポイント)をもらうこと」です。
電話の役割は、相手に「話を聞いてみたい」「会う価値がありそうだ」と思わせる「興味付け」までと割り切ってください。詳細な説明や契約のクロージングは、アポイント取得後の商談で行います。
ゴールを「アポ獲得」に絞れば、話すべき内容はシンプルになり、相手の負担も減ります。「10分だけお時間をいただけませんか」「資料をお持ちして説明したいのですが」といった、次のステップへの合意形成に集中しましょう。
成功率を高める営業電話の基本ステップ
アポイント獲得率を高めるには、行き当たりばったりの会話ではなく、基本となる型に沿って話を進めることが有効です。ここでは、営業電話のプロセスを6つのステップに分解して解説します。
ステップ①事前準備
電話をかける前に、相手企業の情報収集を行います。Webサイトや直近のニュースを確認し、事業内容や抱えている課題の仮説を立てましょう。
準備なしにリストの上から順番にかけるだけの架電は、相手に「数打ちゃ当たる」という印象を与え、失敗の原因になります。この準備段階の質がアポ率を大きく左右します。
ステップ②受付突破
最初の関門である受付担当者との会話です。ここでは、「営業電話」であることを悟られないように振る舞うのがポイントです。
丁寧すぎる言葉遣いや自信のない態度は、「新人営業マン」のような印象を与え、受付ブロック(門前払い)の原因となります。既存の取引先であるかのような、堂々とした落ち着いたトーンで「〇〇担当の方はいらっしゃいますか」と取次を依頼しましょう。
ステップ③用件説明
担当者につながったら、改めて自己紹介と目的を伝えます。ここでの勝負は最初の10〜15秒です。
「先日ご案内したサービスの件で〜」などと曖昧にするのではなく、「御社の〇〇事業におけるコスト削減の件で連絡しました」のように、相手にとってのメリット(ベネフィット)を端的に伝えます。相手の興味を引かなければ、ここで通話を切られてしまいます。
ステップ④質問
一方的に話すのではなく、相手の状況を探るための質問を投げかけます。
- 「現在、〇〇の業務で課題を感じていらっしゃることはありませんか?」
- 「他社様では〇〇という悩みが多いのですが、御社ではいかがでしょうか?」
このように質問をすることで、会話のキャッチボールが生まれます。相手に話をさせることで警戒心を解き、ニーズを引き出すことが狙いです。
ステップ⑤商材提案
引き出した課題に対し、自社商材が解決策になることを提案します。
ここでも詳細な機能説明は不要です。「弊社のサービスであれば、その課題を解決し、コストを〇〇%削減できる事例がございます」といったように、相手が得られる結果(未来の姿)を中心に伝えましょう。「それなら詳しく話を聞いてみたい」と思わせることが重要です。
ステップ⑥クロージング
相手の関心が高まったタイミングを見逃さず、アポイントの打診を行います。
「詳しい資料をお持ちして、一度説明させていただけないでしょうか」と切り出し、具体的な日時調整に入ります。ここで遠慮するとせっかくの興味が冷めてしまうため、主導権を持って候補日を提示し、商談日時を確定させてください。
営業電話のアポ取り率を向上させる7つのコツ
基本的な流れを理解した上で、さらにアポ取り率を向上させるための実践的なテクニックを紹介します。
明日からの架電ですぐに取り入れられる7つのポイントを押さえ、相手に「会ってみたい」と思わせる営業電話を目指してください。
コツ①事前準備を徹底する
事前準備は営業電話のコツの中でも成否を分ける重要な要素です。
リストにある企業名と電話番号だけを見て電話をかけるのは、目隠しをしてダーツを投げるようなものでしょう。架電前に最低限、以下の情報を確認します。
- 企業ホームページ(事業内容、企業理念、代表者名)
- 直近のプレスリリースやニュース
- 採用情報(注力事業や課題の推測)
- 業界の動向
例えば、採用情報で「営業事務」を募集している企業なら、「事務作業の効率化」に課題を感じていると仮説を立てられます。その場合、「営業事務の方の残業時間を削減するシステムの案内です」と切り出せば、相手に刺さる確率は格段に上がるはずです。
「御社のことを調べて電話しました」という姿勢は、相手に対する敬意となり、信頼獲得の第一歩になります。
コツ②ゴールデンタイム(つながりやすい時間帯)を狙う
電話をかけるタイミング(時間帯)も、アポ獲得率に大きく影響します。相手が忙しい時間や不在がちな時に連絡しても、つながる確率は低く、仮につながっても迷惑がられてしまうだけです。
一般的に、BtoB(法人営業)においてつながりやすい「ゴールデンタイム」は以下のとおりです。
- 10:00〜11:00:始業直後の朝礼やメールチェックが一段落し、業務に取り掛かり始める時間帯です。在席率が高く、比較的落ち着いて話を聞いてもらえる可能性があります。
- 14:00〜16:00:昼休憩が終わり、午後の業務が落ち着いてくる時間帯です。会議なども終わり、デスクワークに戻っているケースが多いため狙い目といえるでしょう。
逆に、始業直後の9時台や終業間際の17時以降、昼休憩の時間帯は避けるのが無難です。ただし、業種によっては早朝や夕方以降の方がつながりやすい場合もあるため、ターゲット企業の特性に合わせて柔軟に調整しましょう。
コツ③第一声のトーンとスピードで「営業感」を消す
電話がつながった瞬間の第一声で、相手は「営業電話かどうか」を直感的に判断しています。
一般的にテレアポといえば、不自然に明るく、早口でまくし立てるような話し方をイメージする人が多いです。そのため、あえてその逆を行くことで「営業感」を消し、警戒心を解くことが可能です。
- トーン:無理に声を高く張り上げず、落ち着いた地声に近いトーンで話します。高すぎる声は軽薄な印象を与えることもあるため、相手に合わせて調整してください。
- スピード:相手が話すスピードに合わせる(ペーシング)のが基本ですが、第一声はややゆっくりと、間を取りながら話すのが効果的です。
「お忙しいところ恐れ入ります、株式会社〇〇の〜」と機械的に話すのではなく、一人の人間として会話をする意識を持ちましょう。落ち着いたトーンは「信頼できそうな人」「重要な話かもしれない」という印象を与えます。
コツ④結論(相手へのベネフィット)から簡潔に伝える
担当者につながった後は、限られた時間の中で相手の関心を引かなければなりません。そのためには、挨拶もそこそこに「結論」から伝えることが鉄則です。
ここでの結論とは、「この電話が相手にとってどんなメリット(ベネフィット)があるか」を指します。
- 悪い例:「私、株式会社〇〇の田中と申します。弊社は〇〇というシステムを開発しておりまして、創業以来〇〇の実績があり…(中略)…この度新商品が出ましたのでご案内のお電話を…」
- 良い例:「株式会社〇〇の田中と申します。御社の採用コストを現在の半分に削減できる新しい手法について、情報共有の連絡をいたしました」
相手が知りたいのは「あなたの会社のこと」ではなく、「自分にどんないいことがあるか」です。「コスト削減」「売上アップ」など、課題に直結するキーワードを冒頭に提示し、「もっと詳しく知りたい」と思わせましょう。
コツ⑤「Yes」取りしやすい質問でクロージングする
アポイントの日程調整(クロージング)において、「都合はいかがでしょうか?」と相手に丸投げする質問は避けてください。
相手に判断を委ねてしまうと、「スケジュール確認が面倒」「今は忙しい」といった心理が働き、「またこちらから連絡します」と断られる理由を作ってしまいます。
アポ獲得率を上げるには、「二者択一法(ダブルバインド)」を活用しましょう。
【ダブルバインドの例】
- 「来週の火曜日か、木曜日でしたらどちらが都合よろしいでしょうか?」
- 「午前と午後であれば、どちらが比較的お時間とりやすいでしょうか?」
このように2つの選択肢を提示されると、相手の脳は無意識に「会うか会わないか」ではなく「AかBか」を選択しようとします。選択肢を絞って提示することで、相手の思考負担を減らし、「Yes(アポイント承諾)」を引き出しやすくするテクニックです。
コツ⑥断り文句に対する「切り返し」を準備しておく
営業電話において、断られることは日常茶飯事です。しかし、一度断られたからといってすぐに引き下がっていては、アポイント数は伸びません。
多くの断り文句は、本気で拒絶しているわけではなく、「反射的な対応」であるケースが大半です。よくあるパターンに対する「切り返し」を事前に準備しておけば、会話を継続してチャンスをつなげられます。
【よくある断り文句と切り返しの例】
| 断り文句 | 相手の心理 | 切り返しの例 |
|---|---|---|
| 「結構です」 「間に合っています」 |
|
「左様でございますよね。ただ、今回案内しているのは、現状のシステムを使いながらコストだけを下げる方法ですので、他社様でも今の契約のまま導入いただいております」 |
| 「今は忙しいので」 |
|
「お忙しい中申し訳ございません。それでは、改めさせていただきます。来週の〇曜日か〇曜日頃であれば、少し落ち着かれますか」 |
| 「資料だけ送っておいて」 |
|
「かしこまりました。ただ、資料だけではお伝えしきれない導入事例などもございます。お送りした上で、5分ほど電話で補足させていただくことは可能でしょうか」 |
| 「予算がない」 |
|
「ご予算の件、承知いたしました。今回は予算確保の前の情報収集として聞いていただくだけでも損はない内容かと存じます。来期の参考資料としていかがでしょうか」 |
このように、相手の言葉を受け止めつつ(イエス・バット法)、視点を変えて再度提案することで、アポイントにつながるケースは多々あります。
コツ⑦自分に合ったトークスクリプトを作成し改善し続ける
営業電話の成功率を安定させるためには、「電話営業のトークスクリプト(台本)」の作成が欠かせません。
優れたトークスクリプトがあれば、話す内容に迷うことなく、自信を持って会話を進められます。また、アポイントが取れた時のトークや、逆に断られた時のトークを記録し、修正・改善(PDCA)していくことが重要です。
最初から完璧なものを作る必要はありません。まずはベースとなる型を作り、実際に架電しながら「この言い回しの方が反応が良かった」といったデータを蓄積し、自分だけの勝ちパターンを作り上げていきましょう。
具体的な作り方については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
個人のスキルに頼らず電話営業を効率化するポイント

ここまで、個人のトークスキルや準備における営業電話のコツを解説しました。しかし、成果を最大化するには、個人の努力だけでは限界があります。
とくに組織として活動する場合、誰がかけても一定の成果が出る「仕組み」を作ることが重要です。ここでは、ツールやシステムを活用して効率化するポイントを紹介します。
ポイント①リスト管理と架電結果のデータ化(SFA/CRM連携)
「どの企業に」「いつ」「誰が」かけたかという履歴を、Excelや紙で管理していませんか。共有が不十分だと、同じ企業に重複して架電しクレームになったり、見込み客への再アプローチを忘れたりして機会損失を招きます。
SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)を導入し、リスト管理と結果をデータ化しましょう。「留守」「受付拒否」などのステータスを可視化すれば、次に取るべきアクションが明確になります。また、蓄積データを分析することで、「つながりやすい時間帯」などの傾向を把握でき、戦略的なアプローチが実現するでしょう。
ポイント②CTIシステムの活用による架電効率の向上
営業電話の効率を劇的に向上させるのが、「CTIシステム」の活用です。
CTIシステムとは、電話とコンピューターを連携させるシステムを指します。導入すれば以下のような機能が利用でき、架電効率は飛躍的に高まります。
- クリックトゥコール:PC画面上の番号をクリックするだけで発信できる機能です。手打ちは1件あたり数秒のロスですが、1日100件かければ数分のロスになり、掛け間違いのリスクもあります。
- 通話録音機能:すべての内容を自動で保存します。トップ営業マンのトークを共有したり、言った言わないのトラブルを防止したりするのに役立ちます。
- 着信ポップアップ:受電時に顧客情報を画面上へ自動表示させます。過去のやり取りを見ながら対応できるため、スムーズな会話が可能です。
さらに、SFAやCRMとCTIシステムを連携させることで、架電から記録までの業務フローをシームレスにつなげられます。以下の記事でも詳しく解説しています。
ポイント③通話コストの見直しによる利益率改善
アウトバウンドを大量に行う場合、見落とせないのが「通話コスト」です。
固定電話から携帯電話への発信が多い場合、一般的な回線契約では料金が高額になりがちです。また、短時間で切れる通話や留守番電話が多いテレアポ業務において、分単位の課金体系では無駄なコストが発生しているケースも少なくありません。
対策として、以下の方法が挙げられます。
- 秒課金サービスの利用:1秒単位で課金されるプランへ切り替えることで、短時間の通話コストを大幅に削減できます。
- 携帯電話宛が安いプランへの変更:ターゲット担当者が携帯電話を使用しているケースは増えています。携帯宛の料金設定が安いクラウド電話などを選べば、コストを圧縮可能です。
通話コストを下げることは、営業活動の利益率を直接的に改善する施策です。
営業電話の効率化とコスト削減ならアライブネットにお任せください
営業電話の成果を上げるためには、オペレーターのスキルアップだけでなく、それを支える環境づくりが不可欠です。アライブネットでは、テレアポ業務の効率化とコスト削減を同時に実現する、強力なサービスを提供しています。
アウトバウンドで活躍するCTIシステムVoiper Dialで架電数を最大化

Voiper Dialは、インバウンド・アウトバウンド両方の業務に対応した高機能クラウド型CTIシステムです。とくにアウトバウンド業務(営業電話)において、架電数を最大化するための機能を多数搭載しました。
- プレディクティブ発信(自動一斉架電):システムがリストに対して自動的に一斉発信を行い、相手が電話に出た場合のみオペレーターにつなぐ機能です。呼び出し中の待機時間や留守番電話への対応時間をカットできるため、会話のみに集中でき、架電効率が数倍に向上します。
- 再架電機能・リスト管理:「今は忙しい」と言われた顧客に対し、指定日時に通知を出して再架電漏れを防ぐ機能も充実しています。見込み度合いに応じたリストの振り分けも可能です。
【Voiper Dial 料金プラン例】
| 項目 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 初期費用 | 10,000円/ブース |
| 月額費用 | 10,000円/ブース |
※最低利用2ブースからとなります。
低コストで導入でき、小規模なテレアポ部隊から大規模コールセンターまで幅広く対応可能です。
業界最安級の通話料「Alive Line」シリーズでコスト削減

架電数が増えるほど負担になる通話料には、回線サービスAlive Lineシリーズが最適でしょう。架電スタイルに合わせて、最もコスト削減効果が高いプランを選択できます。
固定電話への発信が多いならAlive Lineがおすすめです。短い時間の通話が多い場合に有利な「秒単位」の課金システムを採用しています。
【Alive Line ご提供例】
| 項目 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 秒課金 固定電話 | 0.06円〜 |
| 秒課金 携帯電話 | 0.25円〜 |
| 分課金 固定電話 | 7円〜 |
| 分課金 携帯電話 | 13円〜 |
| チャネル利用料 | 1,200円/1チャネル |
一方、携帯電話への発信が多いなら「Alive Line ⁺Plus」が適しています。携帯宛の通話料が業界最安級であることに加え、全国47都道府県の市外局番(0ABJ番号)にも対応しており、地域の局番を使って信頼性を高めたい企業にも最適です。
【Alive Line ⁺Plus ご提供例】
| 項目 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 基本工事費 | 5,000円 |
| 付加工事費 | 2,000円/1作業ごと |
| 番号ポータビリティ工事費 | 3,000円 |
【月額費用】
| 項目 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 基本料金(1チャンネル) | 1,200円/月額 |
| 追加番号 | 200円/1番号/月額 |
| 追加チャンネル | 1,200円/1ch/月額 |
| 特定番号通知(オプション) | 1,500円/1番号/月額 |
【通話料金】
| 項目 | 料金(税抜) |
|---|---|
| 固定電話向け通話料金 | 3分/8円 |
| 携帯電話向け通話料金 | 1分/12円 |
営業電話は「数」と「質」の両輪で成果が決まります。アポ取りのコツを実践しつつ、アライブネットのツールを活用して、無駄のない効率的な営業活動を実現しませんか。
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