固定電話のナンバーポータビリティ(番ポ)とは?番号そのままコスト削減
「通信コストを削減したいが、電話番号が変わるのは困る」 といった悩みを抱えていませんか。
長年使用してきた番号は企業の資産であり、簡単には変更できません。そこで活用したいのが、番号を変えずに通信事業者を乗り換える「ナンバーポータビリティ(番ポ)」です。
本記事では、固定電話におけるナンバーポータビリティとはどのような制度か、その仕組みやメリットを解説します。ナンバーポータビリティを活用すれば、番号を維持したままコスト削減と柔軟な働き方を実現する方法が見つかるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
固定電話のナンバーポータビリティ(番ポ)とは?固定電話と携帯電話の違い

電話会社の乗り換えを検討する際、「ナンバーポータビリティ」という言葉を耳にする機会は多いでしょう。
ナンバーポータビリティ(番ポ)とは、契約する通信事業者を変更しても、現在使用している電話番号をそのままで継続利用できる制度のことです。
私たちが普段利用する電話には「固定電話」と「携帯電話」の2種類がありますが、それぞれ仕組みが異なります。ここでは、固定電話のナンバーポータビリティ(LNP)と、携帯電話のナンバーポータビリティ(MNP)の違いについて、特徴を整理して解説します。
固定電話のナンバーポータビリティ(LNP)とは
固定電話のナンバーポータビリティは、正式には「LNP(Local Number Portability)」と呼ばれています。
LNPとは、NTT東日本・西日本の加入電話などで取得した電話番号(03や06などで始まる番号)を、他社の直収電話やIP電話サービスへ変更しても、同じ番号のまま使い続けられる仕組みです。
以前は、NTT加入電話以外で新規取得した番号は、他社への移行ができないケースが一般的でした。しかし現在では、後述する「双方向ナンバーポータビリティ」制度の導入により、この制限が緩和されました。これにより、NTT以外の事業者間で番号を移行できるケースが増え、より自由なサービス選択が可能です。
LNPを活用すれば、回線契約を見直す際にも名刺やWebサイトを修正する手間を省けます。番号が変わらない安心感は、ビジネスにおいて大きなメリットとなります。
携帯電話のナンバーポータビリティ(MNP)とは
一方、携帯電話のナンバーポータビリティは「MNP(Mobile Number Portability)」と呼ばれます。
スマートフォンのキャリアを乗り換える際に、利用した経験がある方も多いのではないでしょうか。MNPとは、090や080などで始まる携帯電話番号を変えずに、別の通信事業者へ契約を移せる制度です。2006年の導入以来、市場競争を促進し、ユーザーが自由にサービスを選べる環境作りに貢献してきました。
前述した固定電話のナンバーポータビリティ(LNP)との主な違いは、対象となる番号と手続きの手順にあります。従来は転出元での「MNP予約番号」発行が必須でしたが、近年は予約番号なしで乗り換え可能な「MNPワンストップ方式」も普及しています。
目的は同じですが、固定電話と携帯電話では手続きや条件が異なる点を理解しておきましょう。
固定電話でナンバーポータビリティ(番ポ)する3つのメリット
固定電話の契約を見直す際、単に解約して新規契約するのではなく、ナンバーポータビリティ(番ポ)を利用することには大きな価値があります。
特にビジネスシーンにおいて、長年使用している電話番号が持つ資産価値は非常に高いです。番号を変えずにサービスだけを切り替えれば、コスト削減だけでなく、対外的な信用の維持など多くのプラス効果を期待できるでしょう。
ここでは、企業が固定電話のナンバーポータビリティを活用することで得られる、3つの主要なメリットについて解説します。
メリット①長年使用した信頼のある電話番号を継続できる
1つ目のメリットは、顧客や取引先に浸透した電話番号をそのまま継続利用できることです。
番号が変わると、名刺やWebサイト、パンフレットなど、会社に関連するあらゆる媒体情報を書き換えなければなりません。これには膨大な手間と印刷コストが発生します。また、変更通知の不徹底により顧客と連絡が取れなくなってしまうと、重大な機会損失を招く恐れもあります。
固定電話のナンバーポータビリティ(番ポ)を利用すれば、こうした番号変更に伴うリスクをすべて回避可能です。
長年親しまれた番号は、企業の「顔」ともいえる資産といえます。その資産を守りながら、通信コストの削減やシステムの刷新を行える点が最大の利点です。ただし、移転先や利用サービスによっては番号を引き継げないケースも存在するため、事前の確認は欠かせません。
メリット②通信コスト(基本料金や通話料)を削減できる
2つ目のメリットは、通信コストの大幅な削減が見込める点です。
現在、法人向けの固定電話市場では価格競争が進み、安価なプランが多数登場しています。特に、従来のNTT加入電話からクラウド型サービスなどへ切り替えることで、基本料金や通話料を大幅に抑えられるケースも少なくありません。
例えば、アライブネットが提供する「Alive Line ⁺Plus」も、インターネット回線を利用して低コスト化を実現したサービスの一つです。ナンバーポータビリティ(番ポ)を活用すれば、電話番号はそのままに、回線契約だけをより条件の良いものへ入れ替えが可能になります。
毎月の通信費は固定費の中でも大きな割合を占めるため、見直しによるインパクトは大きいです。年間で数十万円、規模によっては数百万円単位の利益創出につながる可能性もあるでしょう。
メリット③固定電話のクラウド化により場所を選ばない働き方が実現できる
3つ目のメリットは、場所にとらわれない柔軟な働き方を実現できる点です。
従来の固定電話は、オフィスのデスクにある電話機でしか発着信を行えませんでした。しかし、ナンバーポータビリティ(番ポ)を利用して「クラウドPBX」などのサービスへ番号を移行すれば、スマートフォンやパソコンでの受発信が可能になります。
これにより、外出中の営業担当者が会社の代表番号で顧客へ電話をかけたり、在宅勤務中のスタッフが自宅で対応したりといった柔軟な運用が実現するでしょう。
オフィスにいなければ電話対応ができない制約がなくなれば、テレワークの導入もスムーズに進みます。また、災害時などで出社困難な場合でも、ネット環境があれば業務を継続できるため、BCP(事業継続計画)対策としても非常に有効です。
クラウドPBXについては、以下の記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。
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双方向ナンバーポータビリティとは?メリットも解説
2025年1月、日本の通信業界において大きな変革となる「双方向ナンバーポータビリティ」が開始されました。これにより、固定電話番号の移行に関するルールが緩和され、ユーザーの選択肢は飛躍的に広がっています。
これまでは、「NTT東西の加入電話で発番された番号」でなければ、他社へ引き継ぐことができませんでした。
そのため、最初から「ひかり電話」や他社のIP電話サービスで取得した番号は、乗り換え時に変更せざるを得ないケースが多々ありました。現在では、NTTひかり電話や他社のIP電話サービスで発番された番号であっても、事業者間での番号移行が可能になっています。
この変更がもたらすメリットは、単に乗り換えの自由度が上がるだけではありません。
まず、これまで「番号が変わるから」という理由で見送っていた通信コストの削減に着手できます。より安い料金プランや、自社の業務形態に合った機能を持つサービスへ、番号を維持したまま自由に移行できるようになるでしょう。
また、事業者間の競争が活性化することで、各社が魅力的なサービスを打ち出し、利用者全体の利便性が向上することも期待されます。
ただし、すべての電話番号やサービスが対象となるわけではありません。一部の地域やサービス間では制限が残る場合もあるため、検討の際には移行先の事業者に「現在の番号がポータビリティ可能か」を必ず確認する必要があります。
おすすめのナンバーポータビリティ(番ポ)先のサービス

ナンバーポータビリティ(番ポ)を利用して電話番号を引き継ぐ準備が整ったら、次は「どのサービスに乗り換えるか」を選ぶ段階です。
移行先として推奨されるのが、「クラウド型IP電話サービス」と「クラウドPBX」の2つです。それぞれの特徴とメリットを理解し、自社の課題解決に最適なサービスを選びましょう。
①クラウド型IP電話サービスのメリット
クラウド型IP電話サービスとは、インターネット回線を利用して通話を行う固定電話サービスのことです。従来の物理的な回線引き込みが不要で、クラウド上のサーバーを経由して通話を行います。
オフィスの通信環境をシンプルにしつつ、コスト削減や機能向上を図りたい企業に適した選択肢といえるでしょう。ここでは、主な3つのメリットを紹介します。
メリット①通信コスト削減につながる
クラウド型IP電話サービスは従来のNTT加入電話などに比べ、基本料金や通話料が割安に設定されているケースが一般的です。また、インターネット回線を利用するため電話専用の配線工事が不要な場合が多く、導入費用やランニングコストの圧縮にも貢献します。
メリット②主要都市の市外局番に対応している
多くのサービスでは、「03(東京)」や「06(大阪)」といった主要都市の市外局番を利用可能です。
ナンバーポータビリティ(番ポ)を利用すれば、既存の市外局番をそのまま使えるため、対外的な信用を損なうこともありません。さらに、アライブネットの「Alive Line ⁺Plus」のように、全国47都道府県の番号に対応したサービスも登場しています。
これにより、地方の番号を取得し、地域密着型のビジネスを展開することも可能です。「050」番号では顧客に警戒されるのではないか、という懸念も払拭できます。
メリット③CTIシステムなど他サービスとの連携ができる
外部システムとの連携が容易である点も、クラウド型サービスの大きな特徴です。
例えば、CTIシステムと連携させれば、着信時の顧客情報表示や通話録音といった高度な機能を利用できます。「Alive Line ⁺Plus」であれば、自社製品だけでなく他社のシステムともSIP接続で柔軟に連携が可能です。
回線はコストパフォーマンスの良いAlive Line ⁺Plusを選び、機能面は業務に特化したCTIシステムを選ぶといった「いいとこ取り」の構成も実現できます。
CTIシステムやIVRについては以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
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②クラウドPBXのメリット
クラウドPBXとは、オフィス内に設置していたPBX(構内交換機)の機能をクラウド上に構築し、インターネット経由で利用するサービスのことです。
固定電話番号をナンバーポータビリティ(番ポ)で移行し、このシステムで運用することで、働き方の自由度は飛躍的に高まります。主に3つのメリットがあるため、以下でそれぞれ解説します。
メリット①スマートフォンから代表電話で架電・受電ができる
クラウドPBXを導入すれば、個人のスマートフォンに専用アプリを入れるだけで、会社のビジネスフォンとして利用可能になります。
外出先や自宅からでも、会社の代表番号を使ってお客様に電話をかけたり、受電したりできます。個人の携帯番号を教える必要がないため、プライバシーを守りつつスムーズな業務遂行が実現可能です。
また、会社宛の着信を外出中の担当者に転送することもできるため、折り返しの手間をなくし、顧客満足度の向上にもつながります。
メリット②端末同士での内線通話ができる
登録されたスマートフォンやPC同士を内線化できる点も大きな特徴です。インターネット環境さえあれば、離れた拠点間や在宅勤務者との間でも内線通話が利用可能です。内線通話は基本的に通話料がかからないため、社内連絡にかかるコストを気にする必要がありません。
例えば、本社の受付にかかってきた電話を、地方支店の担当者へ取り次ぐといった操作も簡単に行えます。物理的な距離を感じさせない環境を構築できるため、リモートワークを推進する企業には欠かせないツールです。
メリット③災害時などのBCP対策になる
クラウドPBXは、BCP(事業継続計画)対策としても非常に有効な手段です。
従来のオンプレミス型(拠点設置型)の場合、オフィスが地震などの被害を受けると、電話機能が完全に停止してしまうリスクがありました。復旧にも時間がかかり、その間ビジネスがストップしてしまいます。
しかしクラウド型であれば、システム基盤は堅牢なデータセンター上に存在します。そのため、オフィスが被災しても、ネット環境と端末さえあれば別の場所ですぐに業務を再開可能です。
緊急時でも連絡手段を確保できることは、企業の社会的信用を守るうえで重要といえるでしょう。
固定電話のナンバーポータビリティ(番ポ)ならアライブネットにお任せください
電話番号を変えずにコスト削減や利便性向上を実現したいなら、アライブネットのサービスが最適です。
当社はコールセンター業界に知見や経験のあるスタッフで構成されており、お客様の課題に合わせた最適なプランをご提案できます。ここでは、電話業務のコスト削減や業務効率化を図るうえでおすすめの2つのサービスを紹介します。
【Alive Line ⁺Plus】全国47都道府県の市外局番に対応しコストも削減
「Alive Line ⁺Plus」は、番号ポータビリティ(番ポ)に対応した法人向けクラウド固定電話サービスです。最大の特徴は、全国47都道府県の市外局番を利用できる点にあります。現在お使いの電話番号をそのまま移行できるだけでなく、新たな拠点進出の際に地元の番号を新規取得することも可能です。
料金体系も業界最安水準を実現しました。
【初期費用】
- 基本工事費:5,000円〜
- 付加工事費:2,000円/1作業ごと
- 番号ポータビリティ工事費:3,000円
【月額費用】
- 基本料金(1チャンネル):1,200円/月額
- 追加番号:200円/1番号/月額
- 追加チャンネル:1,200円/1ch/月額
【オプション機能】
- 特定番号通知:1,500円/1番号/月額
【通話料金】
- 固定電話向け通話料金:3分/8円
- 携帯電話向け通話料金:1分/12円
特に携帯電話宛の通話料が割安なため、営業電話が多い企業などでは大幅なコスト削減が期待できます。既存のPBXやCTIシステムとの連携もスムーズで、柔軟な導入が可能です。
【Voiper PBX】番号ポータビリティと同時にスマホ内線化・電話業務の利便性向上
電話回線だけでなく、電話機能そのものをクラウド化したい場合は、「Voiper PBX」がおすすめです。
Voiper PBXは、主装置(PBX)をクラウド化し、スマートフォンやPCでビジネスフォン機能を利用できるサービスです。Alive Line ⁺Plusと組み合わせて導入すれば、現在の電話番号を維持したまま、スマホ内線化や場所を選ばない働き方を実現できます。
【初期費用】
- 初期費用(1内線あたり設定構築費用):2,000円/1内線
【月額費用】
- 月額利用料(内線利用料):2,000円/1内線/月額
- 録音時間追加(1単位:500分):1,000円/1単位/月額
1内線あたり2,000円からという明快な料金設定で、初期コストを抑えて導入可能です。内線・外線・転送・IVR(自動音声応答)などの主要機能がすべて標準装備されており、オプション追加によるコスト増の心配もありません。
最短7営業日で環境構築ができるため、急なテレワーク対応やオフィス移転にもスピーディーに対応します。
「今の番号を使い続けたい」「コストを下げつつ利便性を上げたい」とお考えの方は、ぜひ一度アライブネットまでご相談ください。
