インターネット回線で固定電話は利用可能?IP電話のメリットや注意点
「インターネット回線で固定電話も使えるの?」
「固定電話を引きたいが、NTTの加入権は高い……」
「スマホでも固定電話の番号を使いたい」
上記のような疑問やお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。近年、NTTの局内設備切り替えに伴い、従来のアナログ回線から、インターネット回線を利用した電話サービスへの移行が進んでいます。
この記事では、インターネット回線を使って固定電話を使う方法を知りたい方に向けて、インターネット回線を利用した固定電話(IP電話)の仕組みや、IP電話とアナログ電話の違い、具体的なメリット・デメリットを徹底解説します。
インターネット回線で固定電話は利用可能?

インターネット回線で、固定電話は利用可能なのでしょうか?結論からお伝えすると、インターネット回線を利用して固定電話(据え置き電話)を使うことは可能です。
むしろ、現在新規で固定電話を導入する場合や、オフィスの通信コストを見直す場合は、インターネット回線を活用した電話サービスが主流となりつつあります。
インターネット回線を利用した「光電話」や「IP電話」なら可能
インターネット回線を使って固定電話(据え置き電話)を使うための方法として、大きく分けて「光電話」と「IP電話」の2種類が存在します。光電話とは、光ファイバー(光回線)を利用した電話サービスのことです。NTT東日本・西日本の「ひかり電話」などが代表的です。通話品質が非常に高く、緊急通報(110番・119番)も利用できるため、従来のアナログ電話とほぼ変わらない感覚で使用できます。
一方、IP電話とは「Internet Protocol(インターネットプロトコル)」という通信技術を利用した電話の総称です。広い意味では光電話もIP電話の一種ですが、一般的にはプロバイダが提供する「050」から始まる番号のサービスや、クラウドPBXなどのインターネット電話を指すことが多いです。
なお、IP電話について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
IP電話(インターネット電話)と固定電話(アナログ電話)の違い
これまで長く使われてきた「固定電話(アナログ電話)」と、インターネット回線を使う「IP電話」には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、仕組み、番号、品質の3つの観点から、「IP電話(インターネット電話)」と「固定電話(アナログ電話)」を比較していきます。
違い①通信の仕組み
「固定電話(アナログ電話)」と「IP電話(インターネット電話)」の最大の違いは、音声を届ける「道筋」と「形式」です。
| サービス | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 固定電話 (アナログ電話) |
銅線(メタル線)を使用し、基地局の交換機を経由して音声を電気信号のまま相手に届けます。 | 回線を物理的に占有して通話を行うため、災害時などの混雑に弱い側面があります。一方で、電源が不要なため停電時でも電話機自体が生きていれば通話ができるという強みも存在します。 |
| IP電話 (インターネット電話) |
インターネット回線を使用します。音声を「パケット」というデジタルデータに変換・分割し、インターネット網を通じて相手に届けます。 | メールやWEB閲覧と同じネットワークを使うため、設備を効率的に利用でき、低コストでの運用が可能です。 |
違い②電話番号
利用できる電話番号の種類にも違いがあります。
| サービス | 電話番号の種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| アナログ電話・光電話 | 「03」や「06」など、地域ごとに割り当てられた市外局番(0ABJ番号)を使用します。 | これらの番号は、総務省が定める高い通話品質基準を満たしたサービスでしか利用できません。社会的信用度が高く、ビジネスや家庭のメイン回線として好まれます。 |
| 一般的なIP電話 | 「050」から始まる11桁の番号が割り当てられることが一般的です。 | 050番号は引っ越しをして地域が変わっても同じ番号を使い続けられるメリットがある反面、地域が特定できないため警戒されるケースもあります。ただし、近年はIP電話技術でも「03」等の市外局番を利用できるサービスが増えています。 |
違い③通話品質
通話の聞こえやすさ、いわゆる「音質」についても理解しておく必要があります。総務省ではIP電話の通話品質を「クラスA」「クラスB」「クラスC」の3段階に分類しています。
- アナログ電話・光電話(クラスA相当)
遅延やノイズがほとんどなく、非常にクリアな音質です。固定電話としての品質基準をクリアしています。
- 一般的なIP電話(クラスB〜C)
インターネット回線の混雑状況によって、稀に音声が途切れたり、遅延(ラグ)が発生したりすることがあります。しかし、近年の通信速度の向上により、日常会話や通常のビジネス利用ではほとんど気にならないレベルまで改善されています。
IP電話(インターネット電話)のメリット

インターネット回線を利用したIP電話には、従来のアナログ電話にはない多くのメリットがあります。コスト削減や利便性の向上など、代表的な5つの利点を見ていきましょう。
メリット①アナログ電話に比べて月額基本料金や通話料が安い
アナログ電話と比べたときの、IP電話の最大のメリットは、コストパフォーマンスに優れている点です。アナログ電話の場合、NTTの加入権(施設設置負担金)が必要だったり、月額の基本料金が高めに設定されていたりします。
一方、IP電話はNTT加入権が不要で、月額基本料金も数百円〜1,000円台程度に収まるサービスが多く存在します。また、通話料に関しても、遠距離通話が高額になるアナログ回線と比べ、格安に設定されています。
メリット②距離に関わらず通話料が一律になるケースが多い
アナログ電話では、「市内」「県内市外」「県外」と、相手との距離が離れるほど通話料が高くなる距離別課金が一般的でした。
しかし、インターネット回線を利用するIP電話は、距離の影響を受けにくい性質を持っています。そのため、日本全国どこへかけても「3分8.8円」などの一律の料金設定になっているサービスがほとんどです。遠方の実家への連絡や、地方の取引先への電話が多い企業にとっては、大幅な通信費削減につながります。
メリット③導入工事が不要または簡単ですぐに利用開始できる
アナログ電話を新設する場合、局内工事や屋内配線工事が必要となり、開通までに数週間かかることも珍しくありません。IP電話の場合、すでにインターネット回線が開通していれば、専用のアダプターを接続したり、スマホにアプリをインストールしたりするだけで利用開始できるケースが多いです。
大規模な配線工事が不要なため、初期費用を抑えられるだけでなく、申し込みから数日〜1週間程度でスピーディに電話番号を持てるのも魅力です。
メリット④プロバイダ間の無料通話サービスが利用できる場合がある
同じプロバイダ(ISP)や、提携しているIP電話基盤同士であれば、通話料が24時間無料になるサービスが多く提供されています。
例えば、IP電話をビジネスで使おうと考えた場合、本店と支店の間で同じIP電話サービスを導入すれば、拠点間の内線通話が実質無料になります。IP電話を家族間や社員間の連絡手段として活用することで、通話コストを大きく抑えることが可能です。
メリット⑤スマホアプリを使えば外出先でも固定電話番号で発着信が可能
スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、スマホを「持ち運べる固定電話」として利用できるようになります。これは、IP電話ならではの画期的な機能と言えるでしょう。
スマホで固定電話番号が使えるようになることで、外出中に会社の代表番号にかかってきた電話をスマホで受けたり、個人のスマホから会社の番号通知で顧客に電話をかけたりすることが可能になります。これにより、電話番のための出社が不要になり、テレワークの推進や機会損失の防止に大きく役立つでしょう。
IP電話(インターネット電話)のデメリット・注意点
上記でご紹介したように、とても便利なIP電話ですが、インターネット回線を利用するがゆえの弱点や注意点も存在します。導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、事前に確認しておきましょう。
注意点①停電時やインターネット回線の障害時には使用できない
IP電話は、ルーターやモデムなどの通信機器に電力が供給されていないと使用できないため、停電時には通話ができなくなってしまいます。また、インターネット回線自体に通信障害が発生した場合も同様に不通となります。
IP電話をメインで使用する場合は、万が一に備えて携帯電話(スマートフォン)を連絡手段として確保しておくなどのリスクヘッジが必要です。
注意点②110番や119番などの緊急通報に発信できない場合がある(特に050番号)
「050」から始まる番号のIP電話サービスの多くは、位置情報を通知する仕組みがないため、110番(警察)、119番(消防・救急)、118番(海上保安庁)への緊急通報ができません。緊急時には、最寄りの警察署へ直接かけるか、携帯電話から通報する必要があります。
※「03」などの市外局番を利用できる光電話や一部の高品質IP電話サービスでは、緊急通報が可能な場合もあります。
なお、050番号について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
注意点③フリーダイヤルなど一部つながらない番号がある
緊急通報以外にも、「0120」から始まるフリーダイヤルや、「0570」のナビダイヤル、時報(117)、天気予報(177)など、IP電話からだと一部発信できない番号があります。これらの番号へかける頻度が高い場合は、契約予定のIP電話サービスが対応しているか、事前に確認することをおすすめします。
注意点④ネット環境によっては通話音声が途切れたり遅延したりする
前述の通り、IP電話の通話品質はインターネット回線の状況に依存します。動画のダウンロードや大容量データの送受信で回線が混雑している場合、音声が途切れたり、ノイズが入ったりすることがあります。
特に、Wi-Fi環境でスマホアプリを使用する場合は、電波の強弱によって品質が不安定になる可能性があるため、安定した通信環境の確保が重要です。
IP電話(インターネット電話)なら「Alive Line」
ここまで解説したように、インターネット回線を利用した電話サービスは、コスト削減や利便性の面で大きなメリットがあります。
特に法人や個人事業主の方で、「通話コストは下げつつ、通話品質を落としたくない」という方におすすめなのが、株式会社アライブネットが提供する高品質IP電話サービス「Alive Line(アライブライン)」です。「Alive Line」は、通話した分だけ支払う「秒単位課金」を採用したIP電話サービスです。
従来の「分単位課金」では、わずか数秒の通話でも1分相当の料金が発生してしまいがちですが、「Alive Line」なら1秒単位で通話料を計算(固定電話への発信 0.06円/秒~)します。特に短時間の通話が多いテレアポ業務やコールセンターにおいて、無駄なコストを徹底的にカットし、大幅な経費削減が実現可能です。
【Alive Lineが選ばれる理由】
- 圧倒的なコストパフォーマンス:従来のプランと比較し、20%~70%の削減実績が多数。
- 今の設備そのままでOK:現在お使いのCTIやPBXを変更することなく、回線の切り替えだけで手軽に導入可能です。
- 高品質で安心:安価なだけでなく、ビジネスに耐えうるクリアで安定した通話品質を提供します。
まずは「無料シミュレーション」で、貴社の通話料がどれだけ安くなるかをご確認ください。「Alive Line」が、貴社の利益の最大化をサポートします。
固定電話番号をそのまま使うなら「Alive Line ⁺Plus」もオススメ
さらに、2025年11月からサービス開始の「Alive Line ⁺Plus(アライブライン プラス)」は、これまでのIP電話の常識を覆す画期的なサービスです。通常、IP電話に変えると「050」番号になることが多いですが、「AliveLine ⁺Plus」は国内初の技術※1により、全国47都道府県の市外局番に対応しています。東京の「03」や大阪の「06」はもちろん、これまで取得が困難だった政令指定都市以外の番号「地元の市外局番」も利用可能です。※2
また、番号ポータビリティにも対応していますので、「これまで使用していた固定番号をそのまま使いたい」といった方は、「Alive Line ⁺Plus」の利用がオススメです。
その他、IP電話への切り替えに関するご相談や、通話料金の削減に関するご相談は、アライブネットまでお気軽にお問い合わせください。
※1 NTTドコモビジネス、NTT東西のサービスを除く、国内SIPトランク(IP電話回線)サービスとして(自社調べ)
※2 一部未提供の地域がございます。
